ネイルサロンを開業するとき、初期費用を大きく抑えられる方法として注目されているのが居抜き物件の活用です。この記事では、居抜き開業のメリット・デメリットから、物件の探し方・注意点まで詳しく解説します。
居抜き開業とスケルトン開業の違い
居抜き開業とは
前のテナントの内装・設備・什器が残った状態の物件を引き継いで開業する方法です。ネイルサロンの居抜きであれば、施術チェア・照明・洗面台・収納棚などがそのまま使えます。
スケルトン開業とは
何もない状態(コンクリート躯体のみ)から内装を全て作り上げる方法。自分のイメージ通りに作れる反面、工事費が高くなります。
居抜き開業のメリット
初期費用を大幅に削減できる
スケルトンから開業する場合、10坪のサロンで内装費だけで300〜600万円かかることもあります。居抜き物件なら設備込みで50〜200万円程度の初期投資で開業できるケースもあります。
早期開業が可能
内装工事が不要または最小限のため、物件取得から1〜2ヶ月程度で開業できます。スケルトンなら3〜6ヶ月かかるところを大幅に短縮できます。
設備の質が担保されている
前のサロンが良質な設備を使っていた場合、それをそのまま引き継げます。ネイルチェア・照明・エアコンなどを新規購入するより安くなります。
実績のある物件を引き継げる
以前ネイルサロンだった物件は、集客実績がある立地であることが多いです。Googleマップの口コミが引き継げるケースもあります。
居抜き開業のデメリット・注意点
前のサロンのイメージが残ることがある
内装や看板のデザインが前のサロンのままだと、自分のブランドを打ち出しにくいことがあります。ある程度の内装変更費用を見込んでおきましょう。
設備の老朽化・隠れた不具合
一見きれいに見えても、内装・設備に老朽化や不具合が隠れていることがあります。内覧時に専門業者に同行してもらうか、詳細なチェックリストを用意して確認することをおすすめします。
前のテナントの悪評が引き継がれることがある
前のサロンへのクレームやネガティブな口コミが残っている場合、影響を受けることがあります。Googleマップや口コミサイトを事前に確認しておきましょう。
改装に制限がある場合がある
賃貸契約によっては、内装の変更・改装が制限されていることがあります。どこまで変更が可能か、契約前に家主に確認しておきましょう。
居抜き物件の探し方
① 居抜き・M&A専門のプラットフォームを使う
NAIL PATHのような美容業特化のプラットフォームでは、ネイルサロンの居抜き物件が掲載されています。美容室・ネイルサロン向けに特化しているため、設備の状態や詳細情報が充実しています。
② 不動産会社に相談する
店舗物件専門の不動産会社に「ネイルサロンの居抜きを探している」と伝えると、非公開物件を紹介してもらえることがあります。
③ 同業者・知人ネットワーク
ネイリスト仲間や美容業界の知人を通じて情報が入ることがあります。SNSで「居抜き探しています」と発信するのも有効です。
④ 閉店するサロンに直接声をかける
気になるエリアのサロンが閉店予定であると聞いた場合、オーナーに直接声をかけてみる方法もあります。仲介手数料が省けるためお互いにメリットがあります。
居抜き物件を内覧するときのチェックリスト
- 施術チェア・ネイルライトの動作確認
- 電気容量(ネイルライト・エアコン・照明が同時使用できるか)
- 排水・給水設備の状態(洗面台の水漏れ等)
- エアコンのフィルター・冷暖房能力
- 床・壁・天井のダメージ(傷・染み・カビ)
- インターネット環境(予約システム・決済端末のため重要)
- 防音・隣接テナントとの騒音問題
- 保健所の「美容所登録」の条件を満たしているか
まとめ
居抜き開業はコストと時間を大幅に節約できる開業方法です。ただし、設備の状態・前テナントの評判・改装制限など確認すべき点も多くあります。NAIL PATHでは居抜き・売却情報を掲載しており、開業を検討しているネイリストと売却を考えているオーナーをマッチングしています。
